0721 東京医科大の合同リハビリテーションで感じたこと



  先日新宿の東京医科大学の聴覚・人工内耳センターで年二回の合同リハビリテーションがあって森脇さんの代理みたいな感じで佐藤が参加できました。
 全国から30人ほど集まられたようで、コクレアの最も古いN22型から最新型まで、そして新たに参入された他社の物を使っていらっしゃる方とお話しができて非常に勉強になりました。

 会場には既に病院備え付けのソナールの可搬型の磁気ループがセットされています。一周20mのお馴染みのものです。これと重ねて私が持ち込んだ30mのループを張り回しました。ソナールのは会場の正面で使い、私のは部屋の一番後ろから動かす。交互にアナウンスして違いを見ようとの趣向のようでした。早く言えば掌に乗るような小さなアンプで実用になるのか確かめたいとの病院側の御希望です。

 私が持ち込んだのは0159で詳しく書いた最大出力6Wのアンプですが、折角の機会ですから終始12ボルトの電池パック(単三型ニッケル水素電池10本を束にした物)で働かせてみました。出力は正味最大5ワットです。

 最初に受信用のコイルをお持ちの方に挙手をお願いしました。ほぼ半数もおられてこれは羨ましいことでした。何故なら中途失聴者・難聴者の集まりでは多くて10%程度に過ぎないからです。耳穴式が主流になって磁気ループが役に立たない人の方が今や圧倒的多数なのです。悲しいですね。

 次にソナールと私のとを交互に働かせて音量合わせを行いました。何度もやって、皆さんが「丁度同じくらい」と手を挙げて下さったとき私のアンプのボリウムの位置は時計の針で言うと1時くらいのところにありました。これは私としては嬉しくもあり意外なことでもありました。これならわざわざマイクアンプを追加するまでのこともなかったなと思えたからです。

 さて、全員の自己紹介という場面になりましたがソナールに何故かワイヤレスマイクの準備がありません。それで0243で御紹介したサンヨーのワイヤレスマイクと私のアンプの組み合わせの出番になりました。皆さん、こんな薄っぺらなマイクは始めて見たとおっしゃって、しゃべるよりいじり回すのに忙しくてサッパリ自己紹介の能率が上がらないというお笑いがありましたが、皆さん楽しんで下さったようです。

 音の違いは機種によって様々な感想があったようです。とにかく私としては皆さんがシリコンマイクの音を認めて下さったこと、そしてワイヤレスの音の違いをしっかり聞き分けて下さったことに人工内耳の素晴らしさを実感した次第です。何しろ人工内耳だと8000ヘルツまで聞こえるのですから私なんぞ到底かないません。
 河野先生始めスタッフの皆さんから「こんなチッポケな機械でもしっかり実用になるんですね」と感心して頂いたのが良いお土産になりました。

  

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