0719 Tモードで家族と共にテレビを見る



 テレビの画像はAMですが音声はFMで送られてきます。音質は満足すべきものです。それが何故難聴者にはよく聞き取れないのかというと、正面いっぱいを画面にとられてスピーカーが虐待されていることが一番大きな理由に挙げられます。

 お添え物みたいにに可愛いスピーカー、ステレオではあるけど巾は5センチくらいしかない恐ろしくひょろ長いスピーカー、横向きにつけられたスピーカー、真面目に音を聞かせる気があるのか…と言いたいような代物ばかりです。

 理想的なのは0103で紹介したようなプラグを使ってテレビのイアホンジャックから音声信号を取り出すことですが、ジャックの切り替えスイッチの構造によって100%とは行かないのが泣き所です。

 そこで、もう一度家庭にあるテレビのスピーカーを見直してみましょう。
 画面のことは無視して、ありったけ近づいて音だけを聞いてみる。結構綺麗に聞き取れる筈です。箱形補聴器なら本体をスピーカーにピッタリ当ててみる。益々よく聞こえます。これがヒントになります。

 補聴器でも人工内耳でも、とにかく音源にできるだけ近づく以外に聞き取りの秘訣がありません。集音マイクがどうのこうのと言ったって安物のマイク極力近づいて話すのにはかなわないのです。

 そこで、人工内耳を使いながら家族と共にテレビを楽しむ最も安上がりで確実な方法は極力形の小さいマイク(シリコンでもコンデンサーでもどちらでも結構)をスピーカーの直ぐ傍にセロテープで張り付けてコードを長くしてスピーチプロセッサーに導くことです。

 しかし、今回の御質問には「Tモードを使って」という但し書きがあります。ということはお持ちのスピーチプロセッサーはテレホンコイル内蔵型ということになりますね。N22型ならテレコイルかAISがいりますが貴方はその必要がない。

 とすれば、森脇さんが自宅でやっているように磁気ループを張るのがお勧めです。これなら部屋のどこにいても耳許にスピーカーがあるかのように聞こえます。これにはループに色んな規模があるので具体的に書いてみましょう。

@ループを首掛け用とするならアンプはマイクアンプ+1157アンプあたりが適当です。コンデンサーマイクをテレビに張り付けてマイクアンプに入れ、1157アンプの出力を首掛けループ(タイループ)に入れれば良いのです。シリコンマイク+汎用ソラならもっと簡単に済みます。

Aループを座布団の下に敷くのなら[汎用ソラ]でカバーできますが、テーブルの下に張り付けるとかするのであれば、もう少し大きい1ワットクラスにするのが無難です。

B赤ちゃんがハイハイしたり、猫がいたりすると畳の上の僅かなコードが邪魔になります。奥さんから「掃除が面倒」と嫌われることもあるでしょう。そのときはループを壁掛けにしてアンプも出力5ワット級に上げます。これなら部屋のどこにいても大丈夫です。
*この場合テレビの背後にループを張ってはいけません。画像に薄く妨害が入ります。 


 

 

直線上に配置
 
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