0717 磁気ループは人工内耳装用者が最短距離にあり




 昨日は人工内耳友の会埼玉支部の集まりがありました。全員が人工内耳を使っていらっしゃる方の集まりにお邪魔するのは今回が初めてです。収穫が三つありました。

@デジタルパーカッションの音をことのほか皆さんが喜んで下さったこと
 これは先に岡田会長さんにお聞かせして「9月6日の全員の集まりで是非皆さんに聞かせて欲しい」との御希望がありました。
 比較の意味で会長さんがクラシックの名曲を多量に持ち込まれましたが、矢張りメロディーに記憶があるものの聞き取りは難しいようです。
 デジタルパーカッションはメロディーを伴ってはいますが殆どはリズムだけで構成されています。「これなら楽しい」と皆さんが生き生きとした表情でおっしゃって、今日まで追ってきたこの問題に一つの答えが出たような気がしました。

Aマイクの音質の聞き分けは人工内耳の皆さんの方が鋭くなること
 人工内耳は電極の数が限られていますから聞こえる音に大きな制限を受けます。厳しい制限の中で訓練を続けている内にかえって補聴器装用者よりも音感が鋭くなることを感じてはいました。昨日大勢の方を相手にして、特定の方にのみ見受けられる特殊な感覚では決してない、皆さんに共通のことなのだという認識を新たにしました。
人間の感覚とは磨けば磨くほど光を増すもののようです。ただ人工内耳を入ただけでは駄目なのですね。

B磁気ループはまず人工内耳装用者のためにあること
 東京都では難聴者の集まりには大抵三種類の情報補障システムを用意します。
@テレホンコイルを内蔵した補聴器をお持ちの方のための磁気ループ
A手話が判る方のための手話通訳
Bどちらもいけない方のための要約筆記

 ところが人工内耳の場合は磁気ループだけで用が足りるのです。手話も要約筆記も必要ない。千葉県野田市の吉岡さんがかねがね「磁気ループは人工内耳装用者のためにある」とおっしゃっていましたが昨日は「確かにその通り」と納得できました。
 ただ、磁気ループで聞く準備がない方が5人おられました。これは数百円のコイルがあれば済むことなので私からプレゼントすることにしました。来月からの集まりには全ての方が磁気ループを使って自由に話が交わせるようになります。想像するだけで楽しくなります。

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