0705 素晴らしかった打楽器アンサンブルコンサート



 今回のコンサートは洗足学園音楽大学附属打楽器研究所のメンバー10人の方々による演奏でした。

研究所には世界中から集めた打楽器のコレクションがあるそうですが、その一部、珍しい楽器ばかり持ってきて下さって耳と共に目が楽しめました。 例えばアフリカの森で遠く離れた部落と太鼓の音で合図し合うということを我々は知識として知っていますが現物を見、その音を聞いたことがある人は稀でしょう。それを三つの太鼓(木をくりぬいて作った素朴な物)で実演して貰えました。なるほどこれならかなり複雑な会話が成立するなァと納得できました。

  私が特に興味を引かれたのは四角な木の箱に大きな丸い孔を一つ開けただけの南米の手作り楽器です。全員がこれに腰を降ろして掌で箱の全面を叩くのが立派に音楽になっていて感心しました。これで思い出したのは甥のことです。高校生の頃自宅でドラムを叩くことを親父から禁じられた彼が代用品として持ち出したのが段ボールの箱でした。バチだけは本物で、これで器用に叩いて見せてくれましたが、今思えばあれだって立派に楽器です。 

 コンサートそのものは楽器の多彩さと演奏の楽しさに加えて聴衆全員が参加できる工夫が凝らされていたことに感動しました。私はリズム楽器は人工内耳に合いはしないかと、言わば偵察のために出かけたのですが、自ら叩いて楽しむことまでには頭が回りませんでした。これは是非難聴者仲間にお勧めしたいことですね。

  リーダーの松本先生とは休憩時間中にお話しできましたが、研究所では早くから人工内耳と打楽器の相性についての研究をして来られたそうです。いずれ研究所に行って我々のホームページ向きのお話しを伺うことになっていますから御期待下さい。

 嬉しかったことをもう一つ。私のすぐ後ろに人工内耳をつけた方がいらしたので声をかけてみたら川越市からお見えの川本さんでした。この体感音響システムによるコンサートはパイオニア株式会社のボランティアだけで運営されていて、もう125回に達しているのですが、川本さんは7〜8年も前からの常連だそうです。人工内耳で十分楽しめることを伺ったのは大きな収穫です。矢張り楽しみの半分を目で補えるライブの強みを痛感しました。首都圏にお住いの方は是非お出かけ下さい。今後の予定は[身体で聴こう音楽会のホームページ]で見ることができます。

 

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