0611 難聴者掘り起こし集会のこと




 東京都の難聴者の集まりが少しづつ様変わりしています。これまでは都全域のスケールで企画が立てられてきました。しかし、小泉内閣の政策によって身体障害者へのサポート体制が区市町村単位に細分化されることに決まりました。
 これまで都庁の窓口一本で済んだものが区市町村の福祉事務所に散らばると我々利用者の手間が大変ですし、窓口氏の考え一つで格差が物凄く大きくなることが予想される…どころかそうなるに決まっています。遅ればせながらという感じで我々も運動方針を変えつつあります。

 これまでとかく言われてきたことですが車椅子などを使っている人と比較して難聴者の声が小さすぎるらしいのです。これまでも日本の福祉窓口は本人が黙っていると何もしてくれませんでした。新たな法律ができるとこの傾向は益々酷くなります。これも予想ではありません。はっきり厚生労働省側からそう言われています。難聴者は自ら声を出しサービスを要求せよ…と。

 でも、おいそれとそうはならないでしょう。難聴者と呼ばれることを拒否する人が多すぎます。恥でもなんでもないのにね。なんでそういう考え方をするか。難聴があることを知られたくない人がもっと多くいます。これでは我々難聴者団体
の役員だけがどうジタバタしても前へ進めません。それで早く言えば「隠れ難聴者」の掘り起こしを始めました。

 これまで献身的に働いてくださる中心人物がいる区市町村は着々と会員を増やしつつあります。「何とかしなくてはならぬ」区には周辺の人材が応援に馳せつけています。
 私が住む台東区は上野・浅草・根岸・下谷・谷中・柳橋を含むいわゆる下町の大人口を抱える区なのに、この方面の意識は最低のグループに属します。私のようなヨソモノがどうあがいても下町の恥の意識を俄に変えることは無理でしょう。

 それで、地元は放っといて先週は葛飾区に応援に行きました。明日は世田谷区に参ります。とにかく「隠れ難聴者」を探し出して頭数を揃えないことには福祉事務所に圧力をかけることもできません。周りから攻めれば台東区だって何時までもジッとしてはおられないでしょう。

 こうした運動は人口が少ない土地ほど難しいので、我々が得たノーハウをドシドシ提供して難聴者の輪を拡げて行くしかありません。25年も難聴者団体の運動にソッポ向いていた私が言うのはおこがましい限りですが、何と言っても数は力です。このホームページの読者の皆さんにも積極的に参加してくださることをお願いして止みません。

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