0610 難聴者の福音・デジタル機器の新製品群




 ニュース欄からの続きです。
http://www.ciaj.or.jp/access情報通信アクセス協議会のホームページと共に御覧下さい。
 当日はNTT東日本/西日本から[フレッツホン]、富士通/FOMAから[携帯電話・くらくホン]、パナソニックから[小型ファックス機・おたっくす]、ケイネットシステムから[FAXから携帯に手書き図が送れる・伝助くん]を見られました。

[フレッツホン]は要するにテレビ電話ですが、画面が大きく年寄りにも扱いやすい工夫が見事でした。これだけ画面が大きいと手話が立派に送れます。手話しか使えない難聴者にとってこれは素晴らしい進歩ですね。
 ビデオ画面の他に液晶画面の上をタッチペンでなぞることで文字とかイラストが送れます。私も何時かは欲しい。詳しくはhttp://fletsphone.com/ で。
 [らくらくホン]とは年寄り向けの携帯電話です。文字がすこぶる大きい。携帯電話を読みとるのに眼鏡を取り出すのは腹が立つもので、これは助かります。野外でもはっきり見えそうです。私が今使っているのは至れり尽くせりの機能を持つ代わりに電気を良く食います。だからバックライトは暗いし点灯時間が短いので野外ではGPSがさっぱり役に立ちません。
 サンヨーの電話機と同じく、こちらにも「ゆっくり通話機能」がついています。3年前横浜でのユニバーサルデザインショーで始めてお目見えしたビクターのラジオ以来この機能が増えてきたのは難聴者にとって有難いことです。
 ショーから帰ってカタログをよく見ると携帯同士の「テレビ電話」ができるようです。これは実際に試して見なかったのが残念でした。この他「歩数計」とか年寄り向きの機構があるようですが、情報通信アクセス協議会のホームページを読んでみて下さい。

 [おたっくす]はFAX機ですが、とにかく小さくなったのに感心します。5年越し使っている私の機械と比べると奥行きが半分になりました。紙を水平にセットするか垂直に入れるかで寸法が節約できるのは当たり前みたいなものですが、インクリボンの仕掛けが結構場所をとるもので、これは大きな進歩と言うべきでしょう。リボンの交換が易しくなったのも有難いことです。
 操作法を全て音声で教えてくれるのが売りですが、難聴者にとっては格別有難いことではありません。でも合成音が私のよりは格段にナマの音に近くなりました。これは多いに誉められて良いことです。

 [伝助くん]は利用料金として一年に8,400円かかりますが、家庭のFAX機から手書き原稿を携帯電話に送れるサービスです。ただ、A4が携帯の画面サイズに縮まるので原稿は太めのフェルトペンで大きく書く必要があります。私なら差し当たってA4に書いたものを携帯のカメラで写真にとってその場で相手に送りますが、複数の相手に迅速に発信したいときには威力がありそうです。難聴者協会の事務局に勧めてみようと思います。

 [この他に]
 以上は[フレッツホン]を除いては情報通信アクセス協議会のホームページの最後の「アクセシビリティを考慮した商品及びチェックリスト」に詳しく紹介されていますが、この前にある「高齢者・障害者等に配慮した電気通信アクセシビリティガイドラン」に是非目を通して下さい。
 各メーカーにバラバラに希望を述べるよりはこうした組織を通じた方が具体的な形になりやすい筈です。次世代DVDの規格を決めるのに両陣営が苦労しているようですが、高齢者・障害者用の新製品を作るにしてもまず基本になる部分の規格を決めておかないと混乱を招くばかりです。その意味で我々利用者の立場からガイドラインをよく読みこなしておきたいものです。

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