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森脇さんが図書のコーナーを作ってくれました。筆頭に「めまいは治せる」があって、七戸満雄という著者名にオヤ?どこかで見たような? 暫く考えて思い出しました。メニエール氏症もメニエール氏症候群も何故こんなことになるのか今もって決め手のない病気なのです。それがウイルスが原因だと言い出されたもので、しかも内科の医師であるが故に耳鼻科医から総スカンを食った方でした。
この説には私は当時関心がありませんでした。「フーン、そんなこともあるか」と読み過ごしていたのです。「俺にはそんなウイルスは関係ない」と。ところが大ありでした。一昨年の暮、こともあろうに私の誕生日にこいつが出て来たのです。初日は目にゴロゴロが出て、二日目は眉間に腫れ物が現れ、三日目には耳下腺が腫れてきました。この年でオタフク風邪かと驚きましたが帯状疱疹というのだそうです。 有難いことに今ではアシクロビルのような良い抗ウイルス剤ができています。一週間ほどで痛み痒みは殆ど止まりましたが、眉間が腫れきってパンクして血まみれになった跡がどうやら目立たなくなるまで一年かかりました。これも差し当たって症状を押さえ込んだだけでウイルスを根絶することは不可能のようです。何時また姿を現すか知れない嫌らしいウイルスです。 この騒動の直後にこのウイルスが脳の神経節に引っかかって内耳や聴神経に影響を及ぼすことがあることを知りました。それで七戸先生のお名前にピクリと反応したのです。早速八重洲ブックセンターに行って一冊求めてきました。 七戸先生は札幌で開業していらっしゃる内科医ですが、あるキッカケからメマイに抗ヘルペスウイルス剤が効くことを発見されました。口コミで永年メマイで苦しんできた人たちが集まり治療例も相当な数になりました。それで学会にも報告し専門誌にも投稿したのですが無視され続けてきたのです。
私は「聴力改善への道」で書いている通り27歳、1959年にこの病気につかまっています。当時はメマイ・耳鳴り・難聴の三拍子揃ったものに取り敢えずメニエール氏症候群の病名を与え、原因と治療法が特定されると「症候群」がとれることになっていたようです。七戸先生の本は2004年に書かれたものですが、これには「治らないと判って始めてメニエール氏症の名が与えられると」と恐ろしいことが書いてあります。先生の推定によると、時たま症状が現れる予備軍を含めると日本全国でメマイ・耳鳴りに悩む人の数はおよそ100万人。地元の病院で永年治療を受けてもどうしても治らない人が札幌めがけて遙々と集まってくるのはなんともやりきれない思いがします。 七戸先生は「わざわざ札幌まで来ることない。地元の先生にアシクロビルを処方して貰いなさい」と書いておられます。ただ、厚生労働省はこの薬をメマイ・耳鳴り用として使うことを認めていないし、医師にその方面の知識がなければ処方箋を書いてもくれません。ですから七戸先生は医師宛に論文を送ったり電話で説明したり一円にもならぬことにエネルギーを割いておられる模様です。 アシクロビルは医師の処方箋がないと薬局ではうってくれませんが、個人輸入ができますからインターネットで検索してみて下さい。ただし、この薬に対するアレルギーを持つ人もいますから予備知識としてしっかり心得ておく必要があります。
メマイ・耳鳴りに悩んでおられる方はこの本は読んでみて下さい。同時にインターネットを探して七戸先生がどんないじめられ方をしているか反応を拾ってみてください。これだけ実績がありながら何故この療法が陽の目を見ないのかよく判るでしょう。
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