0423 鉄人間寛平氏に学んだ体温保持法



 私は75才の今日まで入院を要するような長患いをしたことは一度もありません。その代わり情けないくらい簡単に風邪を引く。インフルエンザが流行ると必ず捕まります。咳で苦しみ抜いて痰の中に血が混じるようになる。あまりの苦しさに「これで俺もこの世とオサラバなんじゃないか」と腹をくくったことが三度もあります。

 なんでこう風邪に弱いのか。どんなに宣伝上手な売薬でも絶対に効かないし、会社の近くで懇意にしていたドクターも「風邪が治る薬ってないんだよな」なんて言う。そんな医者に処方された薬が効くわけないじゃないですか。
 ところが長崎で(派手な怪我ばっかりするので)仲良しだった外科医が「あんたは葛根湯向きの体質のようだな」なんて独り言みたいに言いながら出してくれる漢方薬が大変よく効いてくれたのです。

 今時何故こんなこと書き出したかというと0321で「体を暖めれば病気は必ず治る」という本を紹介しましたね。この本に葛根湯とは体を温める生姜が主成分であると書いてあったからです。葛根湯だけではなくて漢方薬には大抵何かしら生姜が入っている。それくらい病気治しには体を温めることが有効なのだとも書いてあります。

 これまで何十年と続けて風邪引きと便秘に苦しんできたと言うのにこんなに明快に答えを出してくれたのはこの本が初めてです。長崎の先生も薬を出すだけじゃなくて「貴方は冷える体質だからね」と一言教えてくれりゃ良かった。そうすれば東京に出てからの7年を風邪で悩むことはなかったのです。元はと言えば「葛根湯なら効く」ということをケロッと忘れていた私が悪いのですが。

 とにかく差し当たっては辛い便秘から逃れたくてこの本に書いてある通りの生活に変えてみました。
@一日中腹巻きを離さない。
Aできるだけお腹に懐炉を当てて暖める。
B起き抜けに生姜を下ろし入れた熱い紅茶を飲む。一日何度でも飲むのが理想。
C朝食は食べない。人参2本とリンゴ1個をジューサーにかけたものを飲む。
D昼は盛りそば一枚。
E夜は普通に食事をとる。酒は好きなだけ呑んでも良い。
F積極的に下半身を鍛える。スクワット、一万歩の歩きなど。
Gシャワーは止めてゆっくり湯船につかる。

 ここでたまたま吉本興業所属の間寛平氏がテレビで語っておられたことを思い出しました。彼はギリシャの鉄人マラソン(246km)を三度も完走している芸能界きっての健脚の持ち主です。
 トレーニングの他に日頃心がけていることは?との質問に対して「体を冷やさないこと」と答えていました。そのためには寝るときも手首足首までしっかり覆う下着を着、厚い靴下を履くのだそうです。
 その時は人並み以上のことをしてのける人は人並み以上の努力が必要なのだな、と軽く見過ごしていましたが、この本に触れて寛平氏は当然のことを当然のようにやっておられるだけだと気がつきました。

 それで、私も実行に移しました。この記事を書いている今日の時点で5ケ月になった変化を報告します。
@これまで起き抜け35度2分、夕方でも35度8分を越えることがなかった体温が完全に1度上がりました。日中では37度を越えることもあります。これで癌に捕まらずに済む。

A真夏でもハンカチを持つ必要がなかった私が気持ちよく汗をかけるようになりました。今の季節では毎朝ジットリ汗ばんで目を覚ましますが直ぐ起きて着替える爽快さはなんとも言えません。

B風呂はぬるめのお湯を浴槽に半分にして腰から下だけをゆっくり時間をかけて暖めます。やがて上半身に汗がにじみ出てきます。これがなかなか気持ちがよいものです。高いお金を出してサウナに行くまでもありません。

C酒量には絶対に自信があった(というより酔えない体質だった)私がコップ一杯の黒ジョカで快く酔いを感じるようになりました。悴どもに聞かせたら目を回すでしょう(黙っているけど)。

D一日事務所に籠もっての仕事では毎日一万歩こなすのは大変で、正直8千歩くらい。スクワットはなめてかかると大変です。毎日欠かすことがない森光子さんは本当にエライ!

Eできるかどうか疑問だった食事制限はなんともない。平気。便通も毎日快調です。鍼の先生が「我々の年では一日一食で丁度いいんだからやって御覧」とおっしゃる意味が近頃判ってきました。
 その代わりと言ってはなんですが、頂き物の梅醤(梅のエキス)を熱い紅茶で割ったものを350ml入りの魔法瓶に入れて外出の都度持ち歩いています。喉の渇きを感じなくて脱水症状になりかけた過去の反省から努めて喉を潤す用にしています。今の季節では自動販売機の冷たい飲み物に誘惑を駆られるとこもありますが、何事も体温アップの実験中と自制しています。

Fウエストが2センチ詰まって、腹巻き巻くと辛かったズボンが楽々はけるようになりました。

Gさて、最後に嬉しい結果です。5ヶ月の間に一度も風邪を引いていません。これは私にとっては超の字を幾つ重ねてもよいほど記録的なことです。願わくはインフルエンザが到来しても無事であるように。

 

 

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