0422 呼吸の心髄はここにあり



 齋藤孝という人をご存じでしょうか?冗談に「週刊斉藤」と呼ばれるくらい沢山の本を書いています。私は彼を国語の先生とばかり思っていました。ところがこれまで最も多くのエネルギーを割いたのが呼吸法の研究だと言うのです。

 私も呼吸法については随分色んな本を読んで勉強したつもりです。耳を治したい一心で導引術もやりました。導引と言えば八段錦法とか太極拳などが有名ですが、これは所作が大切なのではなくゆったりした所作に伴う呼吸の仕方が主なのです。「導引術と呼吸法のこと」とちゃんと本にも書いてあります。

 たかが呼吸法ですが、これが毎日やるとなるとさすがに根気が良い私でも難しい。「臍下丹田に意識を集中し、お尻の穴をグッとつぼめて」という具合でしょう。大変ですよ、これは。だから続かない。

 それがですね。この齋藤孝先生の[呼吸入門]を読んでハタと膝を打ちました。「古来の呼吸法は根気が良くないと続かない。続けるにはどうするか?難しく考えないことだ。3秒吸って2秒止めて15秒かけて吐く。それだけだ」とあります。

 私はこれにはほとほと感じ入りました。齋藤孝恐るべし、です。この頭の良い人が何年もかけて研究した結果をこの一行に凝縮して見せてくれました。できそうでできなかった私にはこの凄さが判るのです。私にとってはプラットホームで電車を待つ間とか電車の中などが絶好の道場になっています。時間つぶしに丁度いい。皆さんも今日からどうですか。

 ついでと言っては失礼ですが同じ筆者の[声を出して読みたい日本語・CD版]もお勧めです。私は且つて0403で「自分の声を聞く」ことを勧めました。聴力回復のために音楽を聴くのも良いことですが、一緒に脳を鍛えるのには朗々と声を出してヘッドホンを介して自分の声を聞くことが最高と私は考えているのです。

 それにはテキストに合わせて唱和するのが一番です。このCDには般若心経もあれば古典の一節もあり、謡やら芝居のせりふやら落語に浪曲何でもありです。一緒に声を出してみると何とも楽しくなりますよ。

 

 

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