0301  モーツアルトを聞いて耳鳴り・難聴が治るか?



 モーツアルトを聞いて耳鳴り・難聴が治るか?「治る」という言葉の厳密な解釈が問題ですが「効果があるか」ということなら私が自信をもって「ある」と言います。平成13年に私が試し、何十年と私を苦しめてきた耳鳴りが劇的に改善されましたから。と公言したら忽ち「自分にも効くだろうか?」という質問に悩まされることになりました。気持ちは判りますがこれには答えようがないのです。私の耳とあなたの耳は違うんですから。

 そう言い切ってしまっては実も蓋もない。昔に遡って私がどんな経過で聴力を失ったかを詳しく話します。「いや、これはもう俺の症状そのままじゃないか」と言う方がいらしたらその方にも効くかも知れません。そのつもりで読んで下さい。

 人間の体には人によってどこかしらに一つ泣き所があって不養生とかストレスがあるとここに病気として出る、と言いますね。何か納得できる言葉とは思いませんか?

 私の泣き所は耳に違いありません。私の父はガンで死にました。鉄砲玉に当たったのではありませんよ。難しく書けば「癌」が全身に転移したのでした。長兄もガン、弟は急性白血病つまり血液ガンに命をとられました。次兄は若いときから胃にポリープがありましたが完璧に守り切って命を永らえています。「一病息災」の見本のような男です。

 こうしてみると私も間違いなくガンでアウトになる体質を受け継いでいる筈ですが精密検査を受けても全然なんともない。これまでの人生を振り返ってギックリ腰とか捻挫・怪我なんかで痛い目には随分会っていますが内臓は平穏そのものです。姉は一頃は腸の調子が気になることもあったようですが私だけが全く無事。その代わり耳だけは何度もピンチに襲われました。

 まず、赤ん坊のときジフテリヤで死にかけました。秋田で最も権威がある赤十字病院で手遅れと診断されました。私は6人目の子供ですが母は既に二人いずれも生まれて間もないのを失っています。当時は乳児の死亡率がとても高かったのです。

 母は「アア、この子も死なせてしまうのか」と私を抱きしめ、人目構わずボロボロ涙を流しながら帰りつつありました。その様子を怪しんだ通りすがりの人が声をかけました。母は見も知らぬ人に「この子がジフテリヤで死ぬのです」と告げたそうです。その方は言いました「このまま佐藤医院に行きなさい。この子に運があれば先生が助けてくれるでしょう」。

 母は直ちに回れ右し私の命は辛くも救われました。このことを成人してからでさえ母から何度繰返し聞かされたことでしょう。「佐藤先生がいらっしゃらなかったらお前は生きていなかった」と。母に言わせれば佐藤先生は神様。そして先生を教えて下さった見も知らぬ方は観音様だったのですね。

 その神様から後年「君の耳はね、もうそれ以上良くはならないんだよ」と言われることになりますが、それは次回に。  

直線上に配置
 

聴力改善への道 に戻る

 補聴機器勉強会 ホームに戻る