0244 サンヨーワイヤレスを複数で聞くには



 ブルートゥース系であるサンヨーワイヤレスは送信機と受信機が一組になっていて、世間一般のワイヤレスマイクのように周波数が同じならば何人でも同じように聞こえるものと思いこんでいる人はガッカリします。事実なんとかならないかと随分アチコチから言われました。それで頭を絞ってなんとかしてみたので御披露しましょう。

 どうても必要な物が二つあります。写真を御覧下さい。真ん中のが受信機です。出力端子から平たいプラグアダプターが出ていて左右にコードが分かれています。これは俗にステレオ用と言われているコードです、一本はワイヤレスマイクに付属していますからもう一本準備する必要があります。写真では短くスマートなのを作っていますが市販されている1mもある長いのでも一向に構いません。

 プラグアダプターは「ステレオからモノラル2本が枝分かれするタイプ」ならどこのメーカーのものでも結構です。LとRのマークが入っていますから「ステレオからステレオへ」と見違えることはないでしょう。

 図で現わせば説明が楽なのですが勘弁してください。写真に写っていないもう一台の送信機(ワイヤレスマイク)があって、そこから音声電波が出ていることを想像してください。
 その送信機と写真の真ん中に写っている受信機(レシーバー)はペアなのです。マイクから出た電波はこのレシーバーだけが受けることができます。同じ部屋の中に何台同じタイプのレシーバーがあろうと音として聞けるのはこの一台だけです。

 さて、この音声信号はステレオで発信されているのでプラグアダプターによって二つのモノラル信号に分けます。片方にイアホンを挿し込めば健聴者なら音が聞こえますが難聴者の耳には無理でしょう。それで左隣の[なんでもソラ]の「外部入力」端子に導いています。ソラで増幅して聞くのです。

 枝分かれしたもう一本のコードは右側のワイヤレスマイクと繋がっています。こうすると同じ音声信号がチャンネルが変わった別の電波として飛び出します。離れた位置からこのマイク(送信機)とペアになっているレシーバー(受信機)で聞けば第二の聴き取りができます。これが一人の話し手からの音声を複数で聞く原理です。

 サンヨーワイヤレスは必ずマイクとレシーバーがペアになって売られていますから、これまで書いた方法で次々と芋蔓式に繋いでいけば多数の人がそれぞれに違う周波数で聞き取れるわけです。
 そんなにうまいこといくかと思われるかも知れませんが、私の手元にはこのサンヨーの他に実験用として3組のブルートゥースがあって、それで試した結果ですから大丈夫。皆さんもやってみて下さい。マイク同士を1m以内に近づけないことだけ用心してください。


  

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