0234 難聴者団体の磁気ループの買い方の盲点



 まず写真を見て下さい。私が3年前に作って東京都中途失聴・難聴者協会の各支部をグルグル借りられている磁気ループセットです。一式が写真撮影用のバッグに収まってヒョイと肩に引っ掛けて移動できます。

 3段になっている一番手前(1列目)。左から@手持ちマイクロホン(5mコードつき)A30W型アンプと電源部Bループ(20m+10m)これが最低限必要な基準セットというべきものです。

 中央の2列目はCワイヤレスマイクの送信機と受信機のセットです。

 最も奥の3列目は左からD電源延長コード(5m+3分割のタップつき)E追加用手持ちマイクロホンFネクタイピン型マイクロホンGマイク用延長コード(5m物、8m物、10m物の3種)

 3年間電気機械の知識ゼロの人の間で広範囲に使い回されて、これ以上足し算も引き算も必要ない最も実用的な組み合わせと信じています。

 ここであちこちの難聴者団体の実状を見てみましょう。1列目にあたる組み合わせでお金を使い切ってしまうようです。アンプは本当に立派なものを皆さん求めています。しかし、マイクが1本きりでコードが5mしかない。電源コードもアンプに附属している長さしかない。それで「コードの長さが足りない」「不便だ不便だ」と何年もこぼしているのです。

 ワイヤレスマイクは確かにあると便利です。それより先に必要なのは3列目なのです。電源とマイクロホンの延長コードが何種類かあるだけで使い道は大きく広がります。安物でも良いからマイクが何本か増えるだけで益々便利になります。お金にしたら幾らもしない附属品を充実させることがこうした機器を使いこなすコツなのです。

 このセットは近い内にマイクを全部タイピン型のシリコンマイクに換えます。ワイヤレスマイクも超小型のものにします。それだけで全体の容積が半分になる。断然軽快になった姿をいずれお目にかけましょう。

*余談ですが、私は難聴者に手持ちマイクは向かないと断言できます。皆さんどうしても話しながら手話が入る。マイクを振り回す。声が小さくなったり大きくなったり、いくら前もって注意しても駄目ですね。あきらめました。
 手持ちマイクはマイクの使い方を心得、馴れていらっしゃる方のためのものであって、難聴者用としてはなんといってもタイピン型に限ります。

 

 

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