0229 磁気ループを乾電池で働かせる




 時間に追われてバタバタと設営しなくてはならないのが磁気ループの宿命です。このときに一番問題になるのがコンセントから送信機までの距離です。
 5mの延長コードを持っていれば大抵間に合いますが、一つのコンセントにOHP(オーバーヘッドプロジェクター)やら複数のパソコンやらが殺到して自家用のつもりで用意して行った延長コードの母屋をとられて苦笑いすることなどしょっちゅうです。

 それで「電池で動けばなー」と誰しも考えます。私は下見して厄介なところは迷わず鉛バッテリーを持って行きます。これほど安心できる電源は他にはありませんし、コンセントから開放されるとこんなに気が楽かと思います。でも、重いので誰にも勧められるわけではない。それで、乾電池で試してみました。

 乾電池で一番気になるのはコストです。使い捨てですからネ。今最も安いのは単三型と単四型です。近頃は100円ショップに行けばアルカリ乾電池がどちらも4本100円で買えます。
 単三型1.5×4=6ボルトで働かせるとなると送信機の出力は1ワット止まりですが、これで10〜20人の集まりなら結構実用になります。15メートルのループに繋いで最大音量にして電池の減り方を観察しました。

 1時間を超えると電圧計の針がフラフラし始めます。音量がピークのときに十分電流が流せない証拠です。それでも2時間はなんとか保つことを確かめました。100円で2時間とは良い成績ではないでしょうか。しっかりメモしておきました。

 次にニッケル水素電池を試しました。秋葉原の秋月電子通商で単三型2700mAhを300円で売っていますが、たまたま秋月が休みの日に出ていったので別の店で2500mAhを6本求めてきました。
 ニッケル水素は1.2ボルトなので6ボルトを得るには5本で良いのですが生憎2本セットしかなかったので7.2ボルトで使うことにしました。

 一日かけて初期充電をしなくてはなりませんが、さすがに毎時2.5アンペア流せる実力は大したもので、フルパワーでもビクともしません。これなら一日ノンストップ運転ができます。

 鉛バッテリーもそうですが、蓄電池はこまめに充放電を繰り返していないと本来の働きを見せません。手間がかかります。手間を惜しまなければこのサイズで一日安心して使えるのは本当に有難い。一年分のコストを考えると乾電池より絶対に安いことは確かです。

 でも、昨日秋月のホームページを見たら!!!となることを書いていました。単三型は2000mAhで止めておいた方が良い。2700mAhもの高密度の物を定石通りの充電をすると危ないことがある。2700mAh級を使うならリブつきのものを135mA程度でユックリ充電をして欲しいとのことです。

 こんなこと知らずにリブ無し2500mAh級を400mAで充電していました。私の場合は何ともなかったけれど、もしかしたら危なかったのかも知れませんね。皆さんも御注意。
 いずれにせよ、ニッケル水素はこれまでは単四型800mAと950mA級を実験として使ったきただけで、単三型を実用的に使ったのは今回が初めてです。これから積極的に使いこなしてみようと思います。また報告します。

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