0216 マイクアンプとパワーアンプをつなぐ



 これまでマイクアンプを2種とパワーアンプを4種紹介しました。パワーアンプにCDプレーヤーのイアホンジャックからの信号(または外部出力ジャックがあるものではこれからの信号)を入れてやればスピーカーなりヘッドホンなりを鳴らすことができますが、マイクを繋いでも音になりません。どうしてもその前にマイクアンプをいれてやる必要があります。マイクアンプはパワーアンプの最大出力に関係なくどのタイプと組み合わせても構いません。原則は同じです。

 繋ぎ方は至って簡単で、マイクアンプの出力とパワーアンプの入力を短い(できるだけ短く)2本の線で結ぶだけです。このとき+−を間違えないように。

 この線の他に必要な物は@マイクロホン用のジャックAイアホン用のジャックB電池ケースCスイッチDパイロットランプ(LED=発光ダイオード)E10kΩのボリウム(A型とB型がありますから必ずA型を)1個とツマミFケースGシールド線(ケースに組み込むときはマイクジャックから基盤まで、それとボリウム周りにはシールド線を使いましょう。単芯シールドの細いのを普通2mに切って売っています)などです。最初からケースに入れないで、バラックで組み立てて間違いなく働くことを確かめてからにしましょう。

 ここで注意が必要なのはEのボリウムです。マイクアンプにもパワーアンプにもそれぞれ半固定のボリウム(可変抵抗器)が入っています。これはマイクアンプやパワーアンプを単独で使うときのために入れているので、組み合わせて使うときは片方は余計なのです。
 実験の時はドライバーで半固定ボリウムを回すのも良いけど、ケースに組み込んだらどうしてもツマミで回す大型のボリウムがいります。ですからどちらか片方の半固定ボリウムは最初から組み込まないで3本のリード線で大型ボリウムを外付けにしておいた方が良いのです。

 Dさんは既に配線が済んでいるようなので大変お気の毒ですが、バラックでのテストが無事に済んだら大型ボリウムと入れ替えてください。一度基盤に組み込んだ部品を外すのは非常に神経を使います。ハンダ吸い取りテープを使って慎重にハンダを吸い取ってください。無理に引っ張ると基盤のプリント部分が半固定ボリウムと一緒に剥がれ落ちることがあります。こうなると後始末が厄介ですから絶対に短気を起こさないように。

 ボリウムを入れ替えるときの注意は3本の線の方向を間違えないこと。中央の位置は間違えようがありませんが、左右を違えるとツマミを回したときの音量の変化が逆になります。軸を反時計回りにいっぱいに回しきってテスターで抵抗を測って中央とゼロΩになる方がアース側です。テスターがないときは構わないから好きなように配線して、鳴らしてみて間違えたなと思ったら左右の配線を入れ替えれば良いのです。

 ボリウムの入れ替えはパワーアンプの方が基盤周りに余裕があるので、こちらにした方が無難でしょう。マイクアンプの半固定ボリウムは最大位置(時計回りいっぱい)にしておきます。

 発光ダイオードについての注意を一つ。今回は電源電圧3Vをお使いでしょうからこれを勧めましたが、パワーアンプが大きくなって電源電圧が高くなると、それにふさわしいパイロットランプを使う必要がありますから御注意。ダイオードは足の長い方が+です。

 イアホン用のジャックは例え3.5mm径のものを使うにせよ、必ずアース側が絶縁されているタイプのものを使うことを今から習慣づけておきましょう。部品屋さんでそう言えば教えてくれます。非絶縁タイプでは380や386では構いませんが、1157とか23Mを使い、金属ケースに入れたりすると間違いなくICがやられます。プラスチックケースだろうとアルミだろうと出力端子は必ず絶縁型を使うと決めておけば間違いありません。

 あと気をつけることと言ったら、電源を繋ぐ前に出力端子に必ずスピーカーなりイアホンなりを繋いでおくこと、そしてボリウムは最小に絞っておくこと、などですね。どんなことがあっても出力端子を空の状態で電気を入れないことを固く固く守りましょう。



直線上に配置
 

自作器をこう使う に戻る 

 補聴機器勉強会 ホームに戻る