0211 磁気ループの受信の仕方



 補聴器には電話を聞き取りやすくするためにテレホンコイルを内蔵している物があります。箱形の時代にはこれがついているのが当たり前でしたが、耳穴式に主流になった今では「内蔵している物がある」と書かなくてはならなくなったのが残念です。
 これは電話機から漏れる磁気を拾うためのものですが磁気ループの受信用として使えます。

 このコイルが無い補聴器では別に専用の受信機を作らなくてはなりません。至って簡単で、これまで作ってきたマイクアンプ+メインアンプの入力端子にマイクの代わりにコイルを入れてやるだけです。

 写真を見て下さい。左端の品をチョークコイルと言います。もっと正確に言うとSCR−TRチョークコイルです。色々なインダクタンス(つまり線の巻き数の多少)を持つ物が作られていまして、100mH(ミリヘンリー)から500mHの間ならどれでも使えます。数字が大きいほど感度が高くなります。
チョークコイル
 写真は私が最も多く使っている500mHの物です。値段は220円。秋葉原ならラジオデパート3Fのシオヤ無線電機商会
もしくは同じラジオデパート1Fのアイコー電子2号店で何時でも手に入ります。

 これをアンプの中に組み込めば良いのですが方向性があることに注意して下さい。ループを床に水平に張ったときはコイルを垂直に立てます。
 マイクアンプを組むと入力端子は3.5mmのジャックを使うことが最も多いでしょう。私は写真中央のL型のプラグと組み合わせて右端のようにして幾つも用意しています。
 これはジャックに差し込んでから垂直にしたり水平にしたり自由に角度を変えられますから重宝します。

 このプラグ付きコイルは磁気ループに流れた信号をテープレコーダーやICレコーダーに録音するのに使えます。外部マイク入力のジャックに差し込んでください。
 ただし、ステレオマイク用のジャックとかプラグインタイプと指定のあるジャックのときはコイルを取り付けるL型プラグはステレオ用を使って下さい。
 そして、先端(L信号にあたる)とアース部だけを使って中間部(R信号にあたる)は遊ばせることを忘れずに。

*チョークコイルは非常に細い線を巻いているので乱暴な扱いをすると簡単に切れます。
 プラグにハンダづけしてからテスターで導通を測ると死んでいてガッカリさせられることが良くあります。
 新品でも断線していることがよくありますから私は平気でテスターを持ち込んで測ってから買うことにしています。これは失礼でもなんでもないので皆さんも多いに真似て下さい。
 通信販売で求めたときは必ず複数個注文して、届いたら直ぐ導通を測って不良品はできるだけ早めに交換して貰うことです。一度ハンダ付けをしたり、リード線を短く切ってしまうと交換に応じてくれませんから注意が必要です。

直線上に配置
 

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