0210 70センチの磁気ループとは?



 全国の難聴者団体で磁気ループ装置を持っているところは多くはないでしょう。組織が小さくなると益々難しくなります。「毎年毎年市役所にお願いして来たけれど今年もまた買って貰えない」というような嘆きを良く聞きます。「毎年手を束ねて待っているより自分の手で作れば良いではないか」と私は思いますし、そのためにこのホームページがあるようなものです。

 第一段階としてループを利用者がそれぞれに持ち寄ることが考えられます。極く普通の会合で20mの長さがいります。その上が30m。体育館一杯に張ることを考えなければ大体このくらいで間に合います。
 この長さを細切れにして個人持ちとし、会合の都度持ち寄って貰ってはどうか、というのが25年前の私の考えでした。70cmとは一人分の長さです。10人集まれば10人用、20人集まれば20人用のループがたちどころにできます。フレキシブルループとでも言いましょうか。

プラグ 今私はループの接続用として写真の上の方のDIN規格のものを使っています。下に写っているキャノンが望ましいのですが目方が馬鹿になりません。ズシッと感じるほど重いのです。
 携帯性を何より優先する私としては、接続の確実性とハンダづけの容易さに魅力はありますが、重いという理由だけでキャノンに目をつぶって、DINを採用しているのです。デリケートなハンダづけに自信が無い方はキャノンを使って下さい。

 70センチ持ち寄りループにはもう一つの特長があります。参加者がお客さん意識を抜け出して自ら設営に参加しているのだという連帯感が生まれることです。
 難聴者の集まりの度に世話役が汗をかかなくてはなりません。ループを張る。OHP(オーバーヘッドプロジェクター)を運び込んだりスクリーンを張ったりする。パソコン用のプロジェクターがいるときもあります。縁の下の力持ちというけど本当に大変なのです。
 役員も一般会員も同じ会費を払って参加しているのに、片方はお客さん然としているのはおかしなものです。役員がアタフタ駆け回っているのを他人事みたいに眺めているのは少々不思議な風景です。私は全員に手を貸して貰うようにすれば、この変な垣根がとれるんじゃないかと思うのですね。
 「俺だって持ってきたよ」とイソイソと個人持ちループを持ち出してお隣同士で繋いで行って、やがてループが完成します。なんとなく高揚感が生まれるように感じますが、皆さん如何です? 一人や二人忘れてきたってどうってことがないのがこのシステムのよいところです。



直線上に配置
 

 自作器をこう使う に戻る

 補聴機器勉強会 ホームに戻る