0158 いわゆるプラグインマイクについて



  テープレコーダーの説明書に「プラグインマイク使用」と書いてあるのを御覧になったことがあるでしょう。これは「エレクトレット・コンデンサーマイク」のことであってプラグインマイクという新種のマイクがあるわけではないのです。かなり混乱があるらしいので、くどくなりますが詳しく説明しておきましょう。

 本物の(と言ってはおかしいけれど)コンデンサーマイクとは40Vから200Vくらいの高い電圧をかけなくては働かない品物で純粋にプロ用です。
 これに対して我々アマチュアが大型電気店で「コンデンサーマイク見せて下さい」と言って出して貰えるのは全てエレクトレット・コンデンサーマイクなのです。秋葉原の電気屋街でも同じことです。プロ用のマイクなんか置いていませんから誰もわざわざエレクトレットなんて正しくは言いません。コンデンサーマイクで通じることになっています。

 エレクトレット・コンデンサーマイクは1.5Vから20Vくらいの広い範囲で動いてくれますが、大抵乾電池1本か2本で使っています。手持ち式のハンドマイクなら単三乾電池が1〜2本入っていて、スイッチでオン・オフできるようになっています。
 ネクタイピン型のマイクなら電池ボックスが付属しているのが普通ですが、裸売りの時は別付けの電池ボックスがあります。このとき電池はボタン型アルカリ電池かリチウム電池のどちらかが入っています。リチウムの場合は電力容量が大きい上に電圧も3Vと2倍ありますから1年くらい交換しなくても平気です。

 問題はパイロットランプです。大抵発光ダイオード(LED)が入っていますが、マイクが消費する電力に比べてLEDは馬鹿馬鹿しいくらい大食いです。変勿体ないと考える人が少なくありません。
 それでソニーなどはスイッチ・オンの瞬間だけピカッとついて直ぐ消えてしまう方式を使っています。賢明ではあるけれどチラッと見ただけではスイッチが入っているか切れているのか判らない。チョッチョッとスイッチをオン・オフして確かめるのが癖になったりします。
 私はつけっぱなしで良いと思っています。今や電池代なんか安いものですよ。マイクメーカーによっては緑色に点灯しているランプが電池が怪しくなると橙色に変わってくれるのがあって、これなんか大変親切な工夫ですね。
 
 実は以上のことはこれまでにも書いたことです。でも「お前の書くことはアッサリ過ぎて難しい。もっと易しく書け」と言われているらしい。相棒の森脇さんから時折忠告を受けます。それで私としてはできるだけ丁寧に書き直してみました。

 ここからが本題です、「プラグインマイクとは何であるか」。これは電池が入っていない、別付けの電池ボックスも必要ない丸裸のエレクトレット・コンデンサーマイクのことなんです。ただそれだけです。どこのどいつがプラグインマイクなどややこしいことを言い出したか!

 で、問題は電源はどうした?ということです。これはですね、テープレコーダーの中に組み込んであるのです。場内放送用とか磁気ループセットとかに使うときは電池入りのマイクを使うか、別づけの電池ボックスを持ったマイクが必要ですが「プラグインマイク適応」と書いてあるオーデイオ機器を使うときは電池のことを忘れて良いのです。内部に組み込んであるのですから。
 何時も付属品のマイクを使うならこんなことに神経を使うことないのですが、たまたま別売りの会議用とか指向性とか毛色の違ったマイクを使ってみたくなる場合があるでしょう。その時は以上のことを知っていないと「アレ?働かないよ」という場面が起こり得ます。知っといて損はありません。

 蛇足ですが[ソラ]の万能基盤はシリコンマイク専用ではなくて元々エレクトレット・コンデンサーマイクが使えるよう設計しています。プラグインタイプでも電池内蔵式のマイクでもどちらも使えます。ただし、ステレオ用のマイクは無理。モノラルタイプなら町で手に入るどんなエレクトレット・コンデンサーマイクをお使いになっても構いません。



直線上に配置
 
自作への道 に戻る

 補聴機器勉強会 ホームに戻る