0156 電話専用ソラを作る



 聴力6級の佐藤はシリコンマイクを電話機の受信部に押し当てるだけで明瞭に通話ができます。しかし、100デシベル前後の人になると音量が足りないと感じるでしょう。そのときは写真のように500ミリヘンリーのチョークとコンデンサーマイクを一緒に使って下さい。明瞭度は少し落ちますが補聴器のテレホンコイルで聞くよりは確実に聞き取りやすくなります。

 写真は10×6×2(cm)のケースに仕込んだものです。ケースが薄くてスイッチつきボリウムが収まらないので電源スイッチを別に設けています。写真のはプッシュプッシュスイッチと言いまして、押すとONもう一度押すとOFFになります。ボリウムを動かさずに電源をON−OFFできますから専用機としては大変便利です。

 狭いケースの中に高感度のチョークを押し込むと位置によってはギャーと発振を起こすことがあります。最初からコイルを固定しないでアチコチ動かして問題ない位置を探しましょう。写真と同じ位置なら全く問題はありません。コイルは本当なら縦置きにしたいところですが蓋が閉まらないので止むを得ず横置きにしています。写真によく写っていませんが右隣にあるのがコンデンサーマイクのユニットです。

 配線済み基盤にはコンデンサーマイクとチョークの専用端子が出ていますから全く手を加えずに追加部品もなく電話ソラが作れます。電話の感度がありあまるようでしたら300ミリヘンリーに換えて下さい。蓋を閉めるときコンデンサーマイクの真上に小さな穴を一つ開けておくことを忘れないように。

 使い方は至って簡単で、ソラを電話機の受話器の所に押し当てるだけです。受話器と電話ソラを一緒に持つのが面倒だったりガサガサ音がするのが気になるようでしたら、ソラは卓上に置いて受話器をその上に乗せて話せばよいのです。
 御自分の口が電話機の送話部から遠くなりますが大丈夫。相手が健聴者なら30センチ離れていても十分に聞こえます。デスクの反射もありますしね。

 

直線上に配置
 
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