0155 安上がりなワイアレス(3)
     ブルートゥース第2弾



 ワイアレスマイクに望むことは一に送信側・受信側共に周波数が安定していることです。二に音が良いこと、三に値段が安いこと。この上に取り扱いが易しいと言うことありませんが私ならコストを優先します。

 始めて使うブルートゥースは0137で書きました。受信機がAC電源専用なので移動はできませんが実験用として頑張ってくれています。
 その後移動用として誠に具合の良い品物を見つけましたので報告します。モバイルキャスト(株)製のエム・クリップ・オーディオという送受セットです。値段は13,800円。

 写真を御覧下さい。右上が送信機です。0137のロジテックLBT−AS100C2Aの送信機と大きさは殆ど同じです。ロジテックが充電式電池を使っているのに対してモバイルキャストは単四乾電池一本です
 突き出ているプラグはオーディオ入力用です。これをCDプレーヤの出力端子に差し込めばステレオの電波が発射されるようになっています。

 並んでいるのは私が作ったシリコンマイク+電池ボックスです。3Vのリチウム電池が入っています。ロジテックの送信機にはマイクと電池は粘着テープで貼り付けて使っています。体裁は悪いけど実用上なんの問題もないし、この上なくコンパクトに仕上がります。アマチュアの皆さんにはこの手でやってみてください。
 この二つをドッキングするとマイクで受けた音声が2.8ギガヘルツの電波に乗って飛び出します。

 下右の写真は受信機です。とにかく小さい。名前の通りクリップ状になっていて胸元に挟んで両耳イアホンでステレオ音楽を聴くことができます。しかし、我々難聴者にはこれでは微かにしか聞こえないのでアンプで増幅してやる必要があります。アンプは写真ではソラを使っていますが386でも380でもパワーアンプと名がつけば何でも良いのです。

 写真を良く御覧下さい。イアホンが一つ、これと並んでソラとを結ぶリード線が写っています。このイアホンは受信機の電源をオンオフするためのスイッチを兼ねています。だから難聴者には無用であっても切り離すことができません。
 幸いステレオイアホンの片方はプラグ式になっているので、抜いてしまってここからアンプに入れるリード線としました。

 ブルートゥースではチャンネルセレクターがない代わりに使い始めにペアリングという作業を行う必要があります。これは送信機と受信機のスイッチを入れてから双方のペアリングボタンを一緒に押すのです。パイロットランプの点滅で作業の終了を知ることができます。
 取扱説明書に書いてある手順とおりにやればなんと言うことはない作業ですが、これでも難しいと感じる人は多いでしょう。素人の方にお世話するとすればペアリングだけやって上げるのが親切かも知れません。二度とやる作業じゃありませんから。

 マイクとしてコンデンサー型を使うとすればマイクアンプが必要ですがシリコンなら電池だけでOKです。しかし、オーディオ機器の標準出力よりは少し弱いのでパワーアンプのゲイン(利得)が高いものを使って下さい。ソラなら十分余裕があります。

 音質は我々難聴者がテレビの音声を十分満足できる音として聞くことができます。電波の通達距離は10m、家中どこでもという訳には行きませんが実用上これだけ飛べば十分でしょう。

 安定度と電池の消耗については全く問題ありません。とにかく13,800円でこれだけのことができるようになったのは大きな福音です。有り難い世の中になったものです。これから次々と新製品が生まれ出ることでしょうし、新たな発見がある都度報告しますが、皆さんも早速やってみてください。

*0137でも書いていますが、ブルートゥースは相手の声を聞くのには問題ありませんが、自分の声が少し遅れを伴って聞こえます。邪魔になってその後を話し続けることができなくなる。この対策は簡単で、別にマイクを用意して下さい。
 ソラシリーズなら「外部入力」を別途に設けて、ブルートゥース受信機からの相手の声はこちらに入れます。そしてマイク端子にはシリコンマイクを差して自分の声を聞くようにします。するとエコーが潰されて気になりません。これで万事解決です。

 

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