0154 安上がりなワイアレスシステム(2)
    周波数とアンテナ



周波数帳 写真の本は1317ページもある分厚い物で、日本中で使われているあらゆる無線機の周波数が書いてあります。
 ちょっとワイアレスマイクのところを覗いてみましょう(法律ではラジオマイクが正しい呼び方です)。

 大きくプロ用とアマチュア用に別れています。プロ用とは扱うのに無線技術者の免許がいるものです。放送局とかコンサート会場で使われます。

 免許がいらないのが[特定小電力無線局]と言われるもので、出力10ミリワット以下。800メガヘルツ帯をB帯と言って806.125MHzから809.75MHzの間に30チャンネル入っています。
 300メガヘルツ帯がC帯で、322.025MHzから322.4MHzの間に13チャンネル入っています。

 秋葉原では同じ品でも周波数によって値段が違います。最も安いのがC11、C12、C13、C14です。安いからと言ってこの辺を買うと同じ建物の中で同じ周波数同士がぶつかって、どちらかがあきらめなくてはならなくなります。

 次に高いのはC21、C22、C23、C24のグループ。その上がC31、C32、C33、C34。
 できれば800メガの頭にBがつくグループにすべきでしょうね。

 次に補聴器用です。これは移動(補聴援助用ラジオマイク)と言いまして耳掛け式FM補聴器は全部この仲間に入ります。周波数は75.2MHzから75.6MHzまで。もっともこの周波数は色々不都合が見つかって169MHzに移すための法整備が進んでいることは以前にニュース欄で紹介した通りです。

 秋葉原でキットして売られているワイアレスマイクは全てFM放送波帯を使う物ばかりです。76MHzから90MHzまで。言うまでもなく強力な電波を出すことは放送を妨害することになるので法律で固く禁じられています。
 では、なんでこの周波数帯を使わせるのかと言いますと、局と局との間には土地によって適当に隙間があります。この隙間に出力1ミリワット以下の弱い弱い電波(微少電力と言いますが)出すのは構わないと言うことになっています。

 でも、高感度のFMラジオを使うと夜間などビッシリ放送が詰まって聞こえますから、こうした実験にはできるだけ感度の弱い安物ラジオを使うのがコツと言えるでしょう。

 これからはできるだけ高い周波数を使うのがお勧めです。周波数が高くなるほど波長が短くなり、従ってアンテナも短い物で済みます。私は最近までは300MHz周辺を使っていましたが今は2.4GHz(ギガヘルツ=1000メガヘルツのこと)に移りました。こうなると送信用も受信用もアンテナはケースの中に収まってしまいます。これは非常に大きな進歩です。

 次回は最新のブルートゥースとソラシリーズの組み合わせについて書きましょう。



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