0151 円卓会議システムを作る(1)



 大勢の人が集まる講演会や会議において磁気ループシステムは難聴者にとってなくてはならぬものです。このことは幾ら強調してもし過ぎるということはありません。
 しかし、受け手にその準備がいります。補聴器の中にテレホンコイルが仕込まれていないと聞くことができません。近頃は耳穴式が主流になってコイルを入れる余地がないのが圧倒的に多くなりました。これでは折角の磁気ループが役に立ちません。補聴器の代わりに専用受信機が必要なところです。作り方は02110147に書きましたから読み直してみてください。
 
 さて、万能基盤もしくはソラシリーズが手元にあるなら長い机をコの字型もしくはロの字型に配置しての会議ではループを張り回す必要がありません。シリコンマイクを隣から隣へ芋蔓式に張り回して信号を手元に引き出せばよいのです。

 仕掛けは実に簡単です。写真を御覧下さい。まず左側。プラスチックケースにジャックが4つついています。上の2つに「ライン」と書いてありますが、これは隣から隣へと連結する3芯コード用です。左から受けて右へ回す。あるいはその逆でも同じです。

 手前のジャック左側に「マイク」とありますが、ここにシリコンマイクを差し込んで頂きます。右側に「アンプ」とある。ここは勿論「ソラ」と結ばれます。

 会議の頭数は何人でも構いません。一人一本のマイクと、このボックスが1個あれば何個芋蔓にしようと自由です。
マイクに向かって話せば一人であろうと全員がしゃべりだそうと「ラインケーブル」に流れます。
 健聴者は生の音が聞こえているのだから「ソラ」はいりません。「アンプ」のジャックは空家にしておきます。難聴者は持ち寄った「ソラ」を「アンプジャック」に差し込むと自分の耳にあった音量で皆さんの発言が聞こえます。自分の発言も同様です。

 このとき複数の人がしゃべり出すと結構うるさい。それで右側のようにスイッチボックスがあれば発言者はスイッチを入れて話して貰い、済んだらスイッチを切るということをお願いできます。大型のパイロットランプかありますから離れた所からも誰がスイッチを切り忘れたかが一目でわかる(これも慣れないとスイッチを入れたり切ったりを忘れることが多いものですが)。

 

直線上に配置
 
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