0148 ソラシリーズ物語(10) 
   複数で聞く汎用ソラ



 汎用ソラにイアホンを二つつけ、一つのマイクの音を二人で聞くことを試してみてください。

 難聴が進むとどうしても声が大きくなります。自分の声がキチンと聞こえていないから当たり前のことですが相手にとっては迷惑なことです。いくら「もっと小さな声で」と注文しても絶対に直すことができません。補聴器をつけていても同じです。
 解決の方法はただ一つ「相手と同じ条件で聞き、話す」ことです。私はこのことに3年前に気がつきました。無線を使った対話機なるものを開発してテストを続けているさなかに知ったことです。そしてワイアレスマイクでなくとも有線マイク一つで全く同じことができることを知りました。

 それには汎用ソラに穴を一つ開けてイアホンジャックを増やす必要がありますが、写真のようなプラグアダプターを使えば同じことができます。プラグアダプタ
 秋葉原に行くといろんなメーカーのものが売られていますが、使っている内に接触不良を起こす物が結構あるので、これだけはメーカーがはっきりしている…例えばソニーのものなどが間違いありません。写真はステレオ用ですがモノラル用でも結果は同じです。

 イアホンはインピーダンスが8Ωのように低い物はあまりお勧めできません。私は難聴者用としてビクターのMRL−235型を絶対と言って良いくらい推奨していますが、これはインピーダンスが片耳で32Ωあります。2個並列に使っても16Ωです。4個使っても8Ωで、アンプを痛めることがありません。

 一つのマイクを挟んで二人で話してみてください。極端に声の大きさが違う者同士では最初は少しもたつきますが次第に声の大きさが合ってくるでしょう。つまり同じ条件で聞き話していると、声の大きい方が自然に相手の大きさに合わせて絞り込むようになるのです。これは意識してそうするのではなくて話しが進む内に自然にそうなるのが面白いところです。
 文字で書けばこれだけのことですが是非試してみてください。豁然と目の前が開ける感じがしますよ。

 

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