0147 ソラシリーズ物語(9)
    磁気ループ受信ソラ



  補聴器には[テレホンコイルつき]と[無し]があります。[つき]ならば磁気ループの信号を聞くことができます。できますが音質・音量とも満足できるものではありません。
 感度は組み込まれているコイルの大きさに比例します。箱形補聴器なら理想的なサイズを仕込めますが耳穴式では「あるだけまし」という状態に過ぎないのは容易に御想像頂けると思います。

 まして補聴器は「より小さく、より目立たないよう」とお客が要求するので「たいして役に立たないテレホンコイルなんか外してしまえ」ということのが最近の風潮のように思われます。
 私が使っているのは耳掛け式で、耳穴式よりはましですが、それでも磁気ループを聞くとき音量や音質はどう頑張っても専用受信機の足元にも及ばないなと思います。

 何度でも繰り返しますが、難聴者の集まりに磁気ループは無くてはならぬものです。少なくとも補聴器が使える人にはある無いとでは天地ほど有難味が違います。これまで「補聴器には是非テレホンコイルをつけて欲しい」と補聴器メーカーに訴えてきましたが今年から止しにします。「内蔵コイルなどあてにしないで専用の受信機を使いましょう」と大きな声で言うことにします。

 さて、[磁気ループ専用ソラ]を作るのは至って簡単です。万能基盤のコイルの端子にチョークコイル(正確に言えばSCR−TRチョークコイル)を繋ぐだけです。このチョークについては0211に詳しく書いてありますから参考にしてください。難聴の程度が重い人は500ミリヘンリーが、程度の軽い人は100〜200ミリヘンリーが合うでしょう。

 汎用ソラのケースは真ん中が広く空いていますから、ここにコイルが悠々と収まります。極性はありませんからどちら側を+−にしても同じです。
 注意事項が一つ。始めからコイルを固定しないで長目のリード線、磁気ループの音を聞きながらコイルの角度や位置を試してみて最良のところに両面粘着テープで仮止めしてください。高感度のアンプなので場所がまずいとギャーと発振を起こしたりします。かなりデリケートなところがありますから気をつけてください。

 

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