0134 乾電池で働く磁気ループに再トライ



 0229で「磁気ループを乾電池で働かせる」を書きました。アルカリ乾電池では少し辛い、ニッケル水素電池がお勧めと書いています。
 ところが日本中どこでもニッケル水素電池が手に入るわけではない。矢張り乾電池をもう一息攻めてみてくれ、とのメイルが届きました。言われてみるとその通りです。

 前回のテストはフルパワー、つまりボリウムを最大の儘何時間保つかのテストでした。普通はこういう使い方はしませんね。適当に絞ります。適当に…という表現では頼りないので、ほぼ中点位置でどうなるか?

 これだと4時間保ちます。半日保ってくれれば御の字と言っていいでしょう。一日フルに使っても200円(秋葉原価格なら160エン)。
 これをケースに入れたのを写真でお目に掛けます。三つ並んだ真ん中がそれで、ケースの半分を単三電池4本で占めています。
磁気ループ
 ループケーブルを足許に這わせない。コの字型あるいはロの字型に配置したいわゆる円卓会議で机の上にセロテープで仮止めして下さるなら20mの長さを実用十分なパワーを送り出すことができます。

 本体の左にあるのが6ボルトのACアダプターです。これを差し込めば電池と切り替わる。予備電池を買い忘れたときの保険みたいなものです。あるいは逆で、AC100ボルトで使うつもりがコンセントからの距離が少し足りない。届かない、ときの保険として乾電池がある。そう考えてもいいですね。

 本体の左に並んでいるのが「万能基盤」の内もったいないけどループ受信用の回路だけを活かした「磁気ループ専用受信機」です。どんなTコイルつき補聴器よりも大きな音でしかも広い帯域の音が聞こえます。

 これは不思議でも何でもない。補聴器に仕込んだコイルはどうしても大きさに強い制限を受けます。このホームページに早くから書いていますがチョークコイルを100ミリヘンリー〜200mH〜500mHと大きくして行くに従ってパワーはどんどん上がります。
 こうなると到底補聴器に収まる大きさではないのですね。この基盤は多目的用なので利得をギリギリまで上げてあります。で、500mHのチョークを入れると飽和してしまう。100mHくらいに小さくした方が音が綺麗です。

 このように送信機が出すパワーと受信機の感度は相補う関係にあります。これは磁気だろうと電波だろうと原則は同じです。磁気(電波)が弱いときは高い感度の受信機を使う。磁気(電波)が強いときは低い感度の受信機で用が足りる。数字に囚われずに耳で聞いてどんな感じか実際に試してみるのが早道です。

 この写真の組み合せは仕上がって一日しか立ってないのに最早手元にありません。デモった途端に取り上げられました。手の速いヤツにはかないませんよ。また作らないと。



直線上に配置
 

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