0132 シリコンマイク応用編「円卓会議ソラ」



 シリコンマイクも使いこなしたな…との実感が出てきた近頃です。エレクトレット・コンデンサーマイクと明らかに違う、素晴らしいと思わせるところが幾つかありますが、その内の一つはハウリングを起こしにくいことでしょう。

 重度の難聴だとどうしても補聴器の音量をあげなくてはならない。イアモールドがピッタリ耳に合っているときはいいけど、少しゆるむとピーピーと鳴き出すことは皆さん御承知の通りです。
 
 補聴器に限らず我々手作りのアンプでもコンデンサーマイクと組み合わせるとイアホンを耳から外した途端にハウリングを起こすことはしょっちゅうです。
 しかも、我々重い難聴を持つ者にはそのハウリング音が聞こえない。周りから非難の視線を浴びてやっと気がつく有様です。

 シリコンマイクはそれが抜群に少ないのです。本当に助かる。最近つくづく有難いと思うのは、これならインナータイプのイアホンが使えることです。
 インナータイプイアホンとはカセット式のウォークマンが普及し始めたのに合わせて世に現れた耳にはめ込めるタイプのイアホンです。耳栓式ではありません。

 このイアホンは後ろに空気抜きの穴が開いているので振動板が伸び伸びと動くので大変スッキリした音が出ます。でも、補聴器用としては使えません。ハウリングの巣みたいなものですから。
 それがシリコンマイクとの組み合わせなら頑張りが効くのです。ハウリングを起こさないとは言いませんが起こし始めるまでの音量がまるで違います。これならイアホンの選択が物凄く楽になります。

 今日は試作品の内で最も好評なものをお目に掛けます。「円卓会議ソラ」と言います。パソコン用に売られているスタンド付きのコンデンサーマイクを求めて、マイクユニットをシリコンと換えました。鞄に入れての持ち歩きに長い首が邪魔なので10センチほど切りつめました。

 スタンドの中にアンプを組み込んで複数のイアホンを鳴らし、マイク同士が相互に連結できるようにしました。
 電池が中に入らないので御覧のようにケースを底に張り付けています。電池交換が大変に楽。外から見えなきゃいいのです。

 これ1台を囲んで4人くらいの会議ができます。コードが全然ないのが煩わしくなくて良いと皆さんが口を揃えて褒めてくれます。
 これを芋蔓式に繋いでいくとループを張らなくても会議が成立する。その仕掛けは後日改めて書きましょう。
     マイク表    マイク裏
       




直線上に配置
 

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