0128 塩ビケースへのミニジャックの取り付け方



 ミニジャックの首の長さが足りないとどうなるか。写真を御覧下さい。ジャック
 ジャックが3本並んでいます。それぞれ留めネジの締まり具合が違います。
 左端がアルミケースに締めた理想的な状態。真ん中のが2mm厚の塩ビケースに締めたもので、ネジの頭がフラットに揃っているのが見えますか?

 右端が3mm厚のケースに締めたもの。浅くしか締まっていないのがお判りかと思います。これでも一応は固定されているのです。しかし、手前にあるプラグを差し込むとどうなるか?
 奥まで届かない、接触不良の状態になりやすい。手で押さえていれば音が出るけど放すと切れる。何でだろう?という理由は大抵これですね。

 ノギスがあったらジャックの各部の寸法を測ってみてください。穴の直径は3.5mm、外側の太さは6mmです。そして留めネジの外形は8mmあります。
 ケースに6mmの穴を開け、更に8mmの抉りを与えて留めネジを少し沈めてやらないと真ん中の写真のようにはなりません。

 そこで2枚目の写真を御覧下さい。もっと拡大すればよいのですが、穴の周辺を擂り鉢状に抉ってあるのが見えますか?ドリルの刃

 抉る道具をお目にかけます。手前のは太さ10mmのドリルの刃です。これを手回しで慎重にゴリゴリやれば良い。でも、私は専ら青い柄がついた「バリとりナイフ」でやっています。[HOZAN K−35]という記号がついている。元々ドリルでアルミケースに開けた穴のバリをとるための道具です。こんな便利なものがなかった昔は苦労した作業です。

 写真を見ただけではお判りにならないでしょうが、軸を中心にして先端の刃がクルクル回るようになっています。柄を持って手首を回してやればまずバリが取れ、次第に穴の周りが抉れます。留めネジの厚みに合わせて程々のところで留めればよい。調子に乗ると穴が大きくなりすぎて留めネジがすっこ抜けてしまうことがあるので慎重に。

 今日は細かな作業ではあるけれど、知らないでいると部品の不良にしかねないことの説明をしてみました。


直線上に配置
 

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