0119 同等のアンプを他社のキットで



アンプ 失敗したとき助けて貰いたいときはエスケイ電子のTW−144を使いましょう。こちらは電源電圧は12V〜24ボルト。負荷を8Ωにしたとき出力6Wとなっていますから前回のアンプとほぼ同じ規模のアンプです。
 ただ電圧利得が7252Aアンプが53dBあるのに対して35.5dBと低く押さえられています。17.5dBの差は7.5倍の電圧を与えないと同じ6Wの出力は出ないことを意味します。

 誤解のないようにお願いしますが、電圧利得が高い方が優れているということではないのです。これは設計思想の問題であって、安定度が高くて使いやすい安い物を求めるならこのTW−144キットを勧めます。

 秋月のキットは出力インピーダンスを4〜2Ωと低いところに設定して高い電圧利得を稼いでいるので、下手をすると発振を起こすことがあります。その対策をどうするか秋月の説明書には親切に書いてありますが初心者には何のことやらわからないでしょう。
 これと比べてTW−144の説明書はあきれるくらいサッパリしています。それだけに誰にでも組めて失敗がない、ということができます。そのへんを呑み込んで慎重に選ぶようにして下さい。

 出力インピーダンスのことについて又少し書いておきましょう。2Ωとか4Ωとか8Ωとか言ってます。どう違うのか?
 このアンプをスピーカーを鳴らすためにだけ使うのなら8Ω〜16Ωの範囲と考えて間違いありません。市販のスピーカは大抵この範囲に収まっています。では2Ω〜4Ωと設計されているアンプに8Ω〜16Ωのスピーカーを繋いだらどうなる?
 これは問題はありません。立派に鳴ってくれます。ただ、厳密に比較すれば能率が少し悪くなるので僅かながら最大出力が落ちます。耳で聞いたのでは判らないくらいの違いですが。

 これを磁気ループ用として使うときは非常に大幅にインピーダンスが変わってくるので注意が必要です。線の太さが変わり、本数が変わり、全体の長さが変わるとインピーダンスも変わります。
 このホームページで紹介しているループの種類と長さの範囲内ならどのアンプキットと組み合わせても大丈夫です。ただ、応用編として線の長さをうんと長くしたいとか、逆に短くしたい、あるいはもっと太い線を使いたいとか条件がアンプの適正インピーダンスからはみ出してしまうときは要注意です。

 原則として線を長くする、もしくは細い線を使うとすれば、インピーダンスという難しい言葉を使うより「抵抗が増える」ので音声出力が落ちます。つまり音が小さくなります。半分以下に落ちることもあるので好き勝手に長くしてはいけません。
 逆に線を極端に短くしたり巻き数を減らしたりすると「対抗が小さくなって」パワーアンプの最適負荷から下がるとIC(集積回路)の発熱が酷くなって、最悪の場合はICがダウンします。

 まとめです。アンプの説明書に書いてある適正負荷よりも大きい値のスピーカーなりループなりを繋ぐのは差し支えありません。その代わり数字が離れるに従って音が小さくなります。
 逆に表示された適正負荷より小さい数字のスピーカーなりループなりを繋ぐのはやってはいけません。止むを得ず使わざるを得ないときはICの放熱板の発熱に気を配って指先が火傷するくらい熱くなったら一時ストップして良く冷やすようにして下さい。まぁアブナイことはなるべくならやって頂きたくないのですが。

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