0117 30W級のアンプを作る



 小さいのばかり作ってきましたから、このへんで気分を変えて一気に大型を作りましょう。お勧めはワンダーキットのPA−23Mです。16Vかけて32W出ます。
アンプ基盤    アンプ2
 基盤は広々としていて作るのに何の苦労もいりません。これまでの小型と違って注意が必要なのは放熱板の取り付けです。ICに放熱板を固定してから基盤に組み付けます、先にICをハンダづけしてしまうと放熱板が止められないことが起こります。

 それとキットを求めるとき、基盤の自作材料を扱っている店からシリコンオイル(サンハヤトのSC−10など)を買うことをお忘れなく。チューブ入りのオイルではなくて鋏でチョンチョンと切れる絆創膏みたいなのもありますから、店と相談して求めて下さい。私は両方とも使っています。
 このシリコンオイルをICの金属が露出して見える側に薄く塗ってから放熱板にネジで止めしょう。

 親切な説明書がついていることですから、決して斜め読みしてはいけません。
 大切なのは2点です。一つは「入力感度の変更」です。回路図を見て下さい。入力の端子とボリウムの間に100kΩの抵抗が入っています。入力信号が小さいときはこれを1kΩにせよ、入力信号が大きすぎるときは470kΩにせよ、とあります。
 ボリウムコントロールがあるのに何故こんなものがいるかと思われるでしょう。確かにこの前にマイクアンプをつけて、その先にマイクがあるだけなら直列抵抗はいりません。
 しかし、386アンプとか380アンプの出力をもっと大きくしたい、などという使い道が出てくることがあります。こうしたときボリウムだけでは絞りきれないので、直列抵抗で入力を制限してやらなくてはなりません。
 1kΩから470kΩと大変幅がありますが、これはそのどらかでなくてはならないと言うものではなくて10kΩでも200kΩでも構いません。要するに入ってくる信号の大きさに合わせて数字を選ぶことになるので、これは実際に試してみるに限ります。

 次の注意は出力の片方を決してアースに落とさないことです。ですから金属のケースに収めるときは出力端子として必ず絶縁型のものを使って下さい。これを守らないとICを駄目にします。

 大切なのは電源ですが、場を0212に移して説明しましょう。 


直線上に配置
 

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