0111 386アンプを作る



 ぼつぼつ380を卒業して、電源電圧が少し低くて済むタイプに移りましょう。

 使うICは386で、キットも随分多くのメーカーから出ています。大きく分けてオーデイオアンプを得意とするところとアマチュア無線向けのところとがあります。

 アマチュア無線向けのキットの説明で面白いな…と思ったのは電流を小さく押さえる工夫がしてあることです。 私も006Pなどの小型の電池を使うとき、たまにやりますが、スピーカーのボイスコイルに数オームの直列抵抗を入れてやるのです。するとドシンと大きな音が入ったとき大きく流れようとする電流をこの抵抗が押さえ込むので、結果として出力制限回路として働きます。電池の寿命を延ばす方法として覚えておいて良いことでしょう。

 こうしたことを音楽鑑賞派は嫌いますが、長時間音声だけをワッチするアマチュア無線の世界では極く普通に使われているらしいことを知ったのは収穫でした。

 さて、このアンプキットの規格は千石電商のホームページなどで御覧下さい。メーカーとしては説明書の親切さからワンダーキットを勧めます。

 アンプキットは必要なものは一式揃っているのですがミスさえしなければ一発で働きます。しかし、いずれは少し条件を変えてみたくなる。そのためのヒントをきちんと書いておいてくれているのは大変親切です。

 話が本題から逸れますが、電子機器の取り扱い説明書のわかりにくさが問題になってから随分永い年数が立ちました。一向に改善される見込みがありません。

 私が始めて秋葉原でワープロなるものを求めて電車で戻る途中、取扱説明書を引っ張り出して読み進んで「これは飛んでもない買い物をしてしまった」と途方に暮れたものでした。店頭で説明書を読ませてくれさえすれば絶対にこの品は買わなかったでしょう。

 取扱説明書も商品の一部なのだと言うことを日本のメーカーは今以て認識ができていないように思います。その意味でワンダーキットはB5版1枚に過ぎませんが誠意がこもっています。

 さて、386アンプはは4〜12Vで働きます。秋葉原で買える単三用の電池ケースは2個・3個・4個・8個・10個がポピュラーなところです。380アンプは最低8Vが必要でしたから電池ケースも8個/12Vで使うしかありませんでした。386では3個/4.5Vで働いてくれるので小電力派としては多いに助かります。
0107で作ったマイクアンプも4〜12Vで働きますから386アンプと組み合わせるのにピッタリです。やってみて下さい。

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