0109 コンデンサーマイクを使う



 0107ではダイナミックマイクを使いました。しかし、自作アンプ用としては今はコンデンサーマイクが主流です。タイピン型の物で1000円前後、ユニットだけなら100円で音質は抜群によい。FMワイヤレスマイクのキットなども全てこの100円ユニットを使っています。

 ダイナミックマイクに比べて厄介なのは別に電源が必要なことです。放送用の高価な品は高い電圧が入り用ですが一般用はいわゆるエレクトレットコンデンサー型というので2V〜10VでOKです。

 ベテランでも暫く使ってないと電圧のかけ方を忘れることがあるので、コツと言えるのはここだけです。肝腎なところを箇条書きにしてみましょう。

 

@タイピン型として売られているのは2端子型(3.5mm径モノラルプラグつき)と3端子型(3.5mmステレオプラグつき)とがあります。これらは別売の電池ボックスが必要です。このとき2端子用か3端子用かを確かめる必要があります。電池ボックスに入れる電池は3Vのリチウムボタン電池か1.4〜1.5Vの44型電池を使う物が主流です。できる限り高い電圧をお勧めします。1.5V用ボックスは電池無しで1800円(税込み)と結構な値段です。自作が面倒な方だけお求め下さい。

 

A裸のユニットは10mm径の2端子型がバラ売りで105円、6mm径の2端子型が220円、10mm径の3端子型ですと220円(全て税込み)3端子のリード線つきはもう少し高くなります。

 

B使い方が最も簡単なのは3端子型です。電源・出力・アースと端子(もしくはリード)が三つ出ていますから、電源に2〜10Vを繋ぎ、出力から任意のカップリングコンデンサーを介してアンプ入力に入れればOKです。ダイナミック型より5〜10dB高い出力が得られます。

 

C2端子型の場合は出力端子から出力と電源の二手に分かれます。出力は3端子方式と同じ。電源は必ずバイアス抵抗を通してから電源に繋いで下さい。バイアス抵抗はマイクの出力インピーダンスと等しい2.2KΩを使うのが普通です。2端子の内どちらかがケースに繋がっています。それがアース端子です。

 

D電源電圧が10Vよりも高いときは更に大きな抵抗を入れてマイクへの供給電圧を落とす必要があります。このとき電流を0.7mA〜0.8mAとして必要な抵抗値を計算して下さい。アンプのゲインが高いとき、抵抗を入れただけではポコポコという発振(モーターボーティング)を起こすことが良くあります。このときは参考図のように抵抗を2段にして接続点から100μFでアースに落としてください。私は最初から必ずこの回路にしています。狭いスペースに基盤を押し込むとき抵抗とコンデンサーを1個づつ後からハンダづけするのはウンザリする作業です。面倒でも前もって手を打っておくに限ります。

 

EカセットテープレコーダーとかMDレコーダーのマイクジャックに「プラグ・イン・タイプ」と記してある場合があります。これはコンデンサーマイク用の電圧がジャックに来てるよ、というサインですから電池ボックスがいりません。附属マイクならともかく任意のマイクを使うときはプラグが2端子なのか3端子なのか説明書をよく読んで確かめてください。両方ありますから。

 

Fパソコン用の卓上スタンド付きマイクがジャンクで格安に買えます。これらは大抵3端子のプラグがついています。



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