0106 380アンプで磁気ループが働くか



 普段磁気ループシステムを使い慣れている難聴者団体の人たちに380アンプを見せて「これで磁気ループを動かすんだ」と言うと一人の例外もなく「まさか」と言いましたね。

 無理もないことで、これまで移動するのにタクシーを呼んできたり台車を使うのが当たり前だった人にとっては掌に乗るような可愛いアンプが実用になるとはとても思えない。「からかうんじゃないよ」ムッとしたくもなるでしょう。
 その「まさか」をこれからやってみようではありませんか。

  お手元に何か電線がないでしょうか。単線だろうが縒り線だろうがなんでもいいのです。一本線でも平行線でも構いません。電子機器の内部の連絡に使う多芯のフラットケーブルがあったら申し分ないところです。一本に繋いだときの抵抗をテスターで測って4Ω以上あってくれれば種類の違う物同士でも良い。大体のメドを言いますと0.5mmの縒り線で全長60mは欲しいところです。

 この線をテーブルの四本足を糸巻きのように利用してグルグル巻き付けてみてください。大きなコイルができました。巻き始めと巻き終わり、つまりコイルの両端にプラグをつけて380アンプを繋ぎます。そしてCDプレーヤーから信号を入れてやります。

 この状態では耳には音としては聞こえてくれません。しかし、ここにテレホンコイルが内蔵された補聴器があればテーブルの上にかざしてみると、ホラ、ガンガン聞こえるでしょう。

  次ぎにコイルの形を保ったままテーブルから線を外して壁に掛けてみて下さい。そして壁からどのくらい離れた位置まで聞こえるか試しましょう。

 このコイルはテーブルを糸巻き代わりにしたのですから、せいぜい1m×2mくらいのサイズでしょうが、これを崩して壁いっぱいに張り回してみましょう。サイズが大きくなる代わりに巻き数が少なくなります。これで聞こえ具合がどう変わるか?壁からどのくらい離れても聞こえるか?

  これはもう理屈抜きで自分で試すのが一番です。磁気ループとは数十ワットのパワーを持つアンプがないと実用にならないものと思いこんでいた[既成概念]が一掃されるに違いありません。とにかくやってみて下さい。


直線上に配置
 

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