0101 380アンプキットでCDを聴く



                     難聴者のためのアンプ作り

 今市場に出回っているパワーアンプキットの内で最もポピュラーなのはICとして380を使った物ではないでしようか。少なくともある程度アマチュア向けの材料を扱っている店なら、何はなくともこのアンプキットだけはある。そんな感じの品です。

電源電圧が8〜22Vと高いので、早々と補聴器モドキにトライしてみたい人にとっては不満があるかも知れません。せめて3Vで動くものをやってくれ…と。

 でも、オーデイオアンプは電圧が高いほど音も良いしパワーも出ます。グラフィック・イクォライザーを繋いだりしてパワーの余裕が欲しいときに物を言います。電源電圧が低くなるほどアンプとしての条件が辛くなってくる。1.5Vで動かすことがどんなに大変か、補聴器とは如何に難しい道具であるかが判ってきます。余裕のあるアンプとはどういうものかを知る、そして比較のために常に傍に1台置いておくと何かと重宝します。決して無駄な投資にはなりません。

 さて、このアンプキットは色んな会社から売り出されていますが秋葉原ではどのメーカーの品も750円です。価格協定があるのかと疑いたいくらい。代表的なのが
(株)イーケイジャパンのNT−10型
(有)エスケイ電子のTW−142
NT10 NT−10型
の2種です。回路はどちらも同じですが、説明書が格段に親切な点ではイーケイジャパン製がお勧めです。
秋葉原で通信販売で手に入れるなら千石電商でしょうか。
 750円+運賃でキットが手に入り、無事に組み立てたとして、それだけで音は出ません。最小限次の物が必要です。

(イ)ヘッドホン・イアホン・スピーカーの類
 スピーカーは後でよいとして、どうしても今後末永くつきあうヘッドホンとイアホンが1個づつ必要です。ヘッドホンは数万円のものがザラにありますが、このコーナーではとにかく値段が安いことを最優先します。御参考までに私が使っているのはソニーのMRZ150とオーデイオテクニカのATH−PRO5Vの二つです。

 イアホンは星の数ほどある中で難聴者用としてのベストワンはビクターのMRL2 35
これの耳栓を外してリオンで7種類売り出されている補聴器用耳栓のうち御自分の耳に合う物を求めて差し替えて使ってください。

*このイアホンはステレオ用ですからモノラルとして使いたいときはプラグアダプター(3.5mm径、ステレオ→モノラルが必要です。安いのは200円からありますが、往々にして接触不良を起こすことがあります。こうした小物にはお金を惜しまない方が間違いがありません。ソニーの平型の物を勧めます。

*このイアホンの片耳用が欲しいのですが、残念ながらビクターでは作る気はないそうです。ステレオ用を
片耳2本に改造するにはかなり高度のテクニックを要しますが、いずれ伝授します。

(ロ)電源として乾電池ボックス・ACアダプターの類

 実験としても実用としても乾電池を直列に繋げば用が足ります。秋葉原では単三用の電池ボックスを各種売ってはいます。2個用、3個用、4個用、6個用、8個用、10個用まであります。しかし、複列になった6〜8〜10用には接触不良を起こすものが結構多いことを覚えおきましょう。配線のかしめ部分をハンダ付けするかスペアの用意を忘れないことです。
 ACアダプターはトランス式なら安定化してあるものが確かです。スイッチングアダブターの種類が増えて値段が安くなり、私もかなり多数使っています。時にノイズを出して悩まされる物がありますからスペアが必要です。今回のアンプ用としては秋月電子通商の15V0.8Aのものがお勧めです。

(ハ)小物部品(手に入らない物、値段等は何でも相談して下さい)

a.電源用ジャック(ACアダプターのプラグに対する受けの部分)1個
b.3.5mm径プラグとジャック…入力や出力用としてステレオ・モノラル含めて少なくとも10組用意して下さい。ヘッドホン・イアホン用としては将来のためにアース端子が絶縁されるタイプのものを使う習慣をつけましょう。絶縁型として売っています。
c.可変抵抗器(俗にボリウムと言います)50kΩとツマミ各1個(キットには半固定型が附属していますが、別にボリウムを使う方が便利です)
d.各種色別毎の配線とシールド線 適当量

(ニ)音源としてCD・MD・テープ等のプレーヤー、ラジカセ、なんでもOK

   自作例 1
 

直線上に配置
 

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