このコーナーの究極の目的は「自分の耳に合った集音器と周辺機器・応用機器などを自分の手で作ってみよう。作ったものは自家用の他にそれぞれの地域における難聴者集会に役立てよう」というところにあります。耳穴式・耳掛け式・流行のデジタル式の補聴器などは部品が殆ど我々の手には入りませんから自作は不可能です。
何を作るにせよ「ローマは一日にして成らず」で、数歩下がった位置から出発し応用範囲を確かめながら前進しましょう。ポピュラーで実績がある380アンプからスタートします。
このコーナーの読者層として我々は「アンプキットを組み立てたり、ケース加工ができるだけの下地を持った人」を想定しています。日本国中どこにお住いの方でも確実に成功するよう市販されているキットの活用に重点を置きます(その意味でベテランには御勘弁願います)。ここで記事にした部品はどんな些細なものでも手に入れられるよう便宜を計らいます。お金を預かって部品を求めてお送りするまでは致しませんが我々の顔見知りで絶対確実な店を紹介します。
このコーナーでは次の項目を随時往来しながら作業を進めます。
1. パワーアンプの高電圧用と低電圧用との使い分けと単体アンプとしての活用を身につけます。
2.マイクアンプも高圧用と低圧用、簡易型と作り分け、グラフィックイコライザーと組み合わせて自分の耳にはどんな音づくりが合うのかを確認できるところまで進めたいものです。これは将来自分に最適な補聴器を選ぶ指針となります。
3.実用価値が高い携帯用磁気ループシステムを作ります。これは自前の会議システムにもなります。
4.様々な外付け部品と組み合わせて自分の目的にあった補聴援助機器の応用を体験し
て頂きます。 |